ミュージック(本日の1枚)
今まで素敵な「音楽」に出会わなかったら、今の自分はどんな人生を送っているのか想像もつきません。
「音楽」を通して得た仲間、仕事、価値観、思い出...。
時にはその人の人生をも変えてしまう...。
ひとりでも心に響く“音”との出会い、新たな発見のきっかけになれば嬉しいです。
音楽バイヤーとして培ってきた知識をもとに、洋楽ロック/ポップスを中心にメジャー・マイナー問わず、私が思う良質な音楽を、不定期に...そして自由気ままにご紹介させていただきます。
60年代ロック/ポップス、ソフトロック、70年代SSW、フォーク、90年代ギターポップ/パワーポップ、シューゲイザー、ワールドミュージック (フレンチポップス・ボッサetc)...and more
Vol.1
Beatles / Beatles (White Album) (68年)
記念すべき第1回目は、当店の店名の由来となった ビートルズの不朽の名曲“Blackbird”
傷ついた翼 痛みをいっぱい携えた瞳、それでも大空を自由に羽ばたく夢を諦めない。
時には思うようにいかず挫折したり、傷ついたり、諦めたくなったり...。
それでも、夢や幸せを追いかけて、実現する日が来るのを信じて努力しつづける。
“夢”や“幸せ”、“自由”を象徴する曲として知られています。
Vol.2
Jellyfish / Spilt Milk (93年)
90年代の最も好きなアーティストは?と問われれば間違いなく彼らを真っ先にあげるでしょう。
ビートルズ、ビーチボーイズ、クイーン、ELO...ポップの神の遺伝子を受け継ぐ、彼らのラストアルバムかつ歴史的名盤。
元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーさんと。
前職で一緒にお仕事させていただく機会があり、何にも代えがたい素敵な時間を過ごすことが出来ました。
この写真は、我が家の家宝です。
Vol.3
Evensong / Evensong (73年)
どこをとっても、これぞ英国風!なメロディーと美しいハーモニー、哀愁のストリングス・ アレンジ...知られざる英国フォークの名盤です。
Vol.4
October cherries / Dreamseller (74年)
マレーシアのビートルズ!ことOctober cherriesの2ndアルバム(残念ながら...未CD化)
数あるビートリッシュ・サウンド(ビートルズ・フォロアー)の中でも最上級な一品。
ビートルズ(特にポール・マッカートニー)の未発表曲といったら騙される...ここまで良い曲が揃ったアルバムは英国や欧州にも滅多に無いです。
ビートルズ愛に溢れた傑作です。
Vol.5
Melting Holidays / Pop Go The Happy Tune (05年)
フリッパーズ・ギター、ピチカートファイブ、カヒミ・カリィ...90年代初頭にHMV渋谷店を発信地として“オシャレ”の代名詞として爆発的人気を博した“渋谷系”サウンド。先人の遺伝子を受け継ぐ素晴らしすぎるマイナー・バンド。
晴れた休日にゆったりと聴きたい1枚。
Vol.6
Marissa Nadler / Songs III: Bird On The Water (07年)
ドリーミーでノスタルジック、狂気を感じさせるほど美しい歌声と幽玄なメロディー。まるで、70年代にタイムスリップしたかのような錯覚すら覚える...現代版アシッドフォークの隠れ名盤。
Vol.7
/ Songs From the Deep Forest (07年)
まるでパイレーツ・オブ~のジョニ・デップを思わせるドレットヘアと強面からは想像できない...。
北アイルランド出身のデュークスペシャルこと、ピーター・ウィルソンが作りだす独創的なポップ世界。
ピアノを主体としたロックでもあり、ポップスでもあり、はたまたクラシックの要素をも感じさせるジャンル分けに収まらないこの個性的サウンド(ルーファス・ウェインライトをポップにした感じ)
Jellyfish以降のポップの遺伝子をビンビン感じるのは私だけ?
Vol.8
Secret powers / Lies & Fairy Tales(10年)
個人的には2010年のベスト5に入るギターポップ名盤!
Jellyfish、ELO、Beachboys中毒の方にはたまらないポップで美しいメロディにニンマリ。
クオリティーは最近のポップバンドでは抜きんでているのに、とにかく知名度がなく、毎年CD発売している(現在5作目?)どれも入手困難なのが悲しい。。。
ポップファンとしては一人でも多くの方に聴いてほしいです。
Vol.9
Egil Olsen / Nothing Like the Love I Have for You (09年)
ノルウェーの孤高のシンガーソングライターegil olsen。
触れれば壊れてしまいそうな繊細で美しすぎるメロディーは聴く者すべての心を浄化する。
Elliott smithやTamas wells、jeff hanson、Steve wardあたりが好きな方には...どストライク一品。
Vol.10
Angel Pavement / Maybe Tomorrow (68年)
60年代のUKサイケポップ、ソフトロック好きの心に永遠を刻み込んだ名盤。
超が付くドリーミーでキャッチーなメロディーのオンパレード!
これがだめなら何を聴く?
Vol.11
Rialto / Rialto (97年)
今や死語?のブリットポップのマイナーバンドの1stアルバム。
映画音楽を思わせる妖艶な魅力と胸を締め付けられるせつないメロディー...今聴いても良いですね!
学生時代、ブリットポップハマったなーとしみじみ。
Vol.12
Capricorn / Feeling (73年)
本国UKでは全く売れなかったようですが日本では人気を博したカプリコーンの名曲。
カーペンターズ meets アバのようなどこか懐かしく日本人好みな素敵なポップ・ チューン!
なぜ?日本以外で人気が出なかったのか理解不能です!
Vol.13
元Hooverdam(っていっても余程のマニアの方しか知らないと思いますが...)のメンバーがオアシス等を
輩出したクリエーションレーベルに移籍後に発表した!stアルバム。
この胸キュンメロディーと温かいハーモニーに一発KO!
情けなくとも楽しかった当時の記憶がよみがえり...涙がポロリ。
個人的にはギターポップ史ベスト10に入る名盤です!
Vol.14
冒頭曲のイントロ2秒で名盤と確信!
ギルバート・オサリバン、エミット・ローズ、パイロットのデビット・ペイトン...ポール・マッカートニー風なアーティストは数あれどその上をいく...まさに至宝というべきドイツの知られざるポップデュオ!
ビートルズ好きのあなた!ジャケに騙されたら一生後悔しますよ!
Vol.15
コールドプレイやトラヴィスなどUK叙情派好きにはどストライクのはずなのに...日本での知名度皆無な好バンド。
UKロックは99年まで!(あくまで個人的意見です...)
00年以降UKロックには全く食指が動かなくなってしまいました...。
Vol.16
個人的には、ここ数年自分好みの音楽に出会う機会がめっきり減ってしまいましたが...。
ビートルズ、ジェリーフィッシュなど好きにはヤバすぎ!最高!なアーティストをご紹介!
このアーティストを知っていたら、あなたはかなりのポップマニアでしょう!(ダウンロードのみの発売)
ライナスオブハリウッドを彷彿とさせるキャッチーで良質なメロディーのオンパレード!
Vol.17
ペルーのビートルズことWe All Togetherの2ndアルバム。
数多く存在するビートルズフォロワーの中でも最上級な1枚!
メロディー、クオリティー...ともにビートルズの未発表曲といったら騙されてしまいそうな程レベル高し!
Vol.18
Les Rallizes Denudes(裸のラリーズ) / Field of Artificial Flowers (72年?)
日本が誇るサイケデリックロックの伝説的バンド=裸のラリーズ!(とはいえかなりのコアな音楽ファンしか知らないでしょうが...。)
オリジナルCDは入手困難を極め3~4万円前後のプレミア価格で取引されることもしばしば。
全てを切り裂く轟音フィードバックノイズの凄まじさ...この時代、しかも日本でこんな音を鳴らしていたバンドがいたとは信じられません!
恐ろしくカッコイイバンドですが...さすがにカフェでは流せませんね(涙)
Vol.19
Jade & Pepper / Same (71年)
マレーシアのビートルズことOctober Cherriesの変名プロジェクトバンド唯一の作品(未CD化)
激激激レア盤で入手困難ですがその苦労も報われる...ビートルズクローン度高め(ビートルズ中期~マジカルミステリーツアー期)のポップでプリミティブな風合いに一発KO。
メロディーのレベルも超がつく良質な楽曲揃いの名盤です。
Vol.20
Leftbanke / WALK AWAY RENEE (67年)
“ソフトロック”好きに抜群の人気を誇り、中世をイメージさせる格調高い荘厳なサウンドの“”バロックロック“”を代表するバンド。
美しすぎる流れるようなメロディーと抜群のコーラス...うっとり夢見心地な世界に引き込まれます。
珠玉のメロディーに溺れてください!
Vol.21
Judee Sill / Same (71年)
孤高のシンガーソングライター=ジュディ・シル。
時にカーペンターズのカレンを思わせる美声に天上の音楽のような美しすぎるメロディー。 澄み渡った青空の光ではなく、雲の合間から漏れる一筋の光のような優しさ...。
個人的にはキャロル・キングの上を行く...70年代の女性SSW屈指の名盤!
Vol.22
Ron Sexsmith / Whereabouts (99年)
元郵便局員。エルビス・コステロに見出され、早いものでデビューしてから15年以上が経ちました。
決してブレイクする音楽ではないけれど、聴くほどに味わいを増すメロディーと優しい歌声は、時代を超えて愛される曲を作り続ける...ロン・セクスミス。
癒しの音楽として店内演奏でも頻繁にかけてる一枚です。
Vol.23
Hudoson-ford / Nickelodeon (73年)
英国フォークグループのStrawbsで活躍した2人によるデュオ。
後期ビートルズ・ファン(特にポール・マッカートニー)は最初の10秒で魅了されるであろう必殺のメロディーと英国的哀愁漂うボーカルが絶品。